Papagenoは意外と?読書家で若い頃から谷崎潤一郎がお気に入りです、谷崎は細雪の一節に幸子、悦子、雪子、妙子姉妹が
貞之助と一緒に平安神宮を訪れた時の様子を下記のように記しています。
あの神門をはいって大極殿を正面に見、西の廻廊から神苑に第一歩を踏み入れたところにある数珠の紅枝垂――海外にまで
その美を謳われているという名木の桜が、今年はどんな風であろうか、もうおそくはないであろうかと気を揉みながら、毎年
廻廊の門をくぐるまではあやしく胸をときめかすのであるが、今年も同じような思いで門をくぐった彼女たちは、たちまち夕空
にひろがっている紅の雲を仰ぎ見ると、皆が一様に、「あー」と感嘆の声を放った。この一瞬こそ二日間の行事の頂点であり、、
とまあ。このように雲に見える桜を見たいものと憧れていました、今回初めて平安神宮を桜の時期に訪れて撮影してきました。

西の廻廊と神苑の入り口の枝垂れ桜です、残念ながら三分咲きで「紅の雲」とまではいえませんが、、、
ちょうど一週間訪れるのが早かったようですね、、、、
それでも奥のほうには五分咲き以上、中には満開に近い木もありました。
これが雲のように見えたのでしょうか、、
神苑には泉水もありきれいな水をたたえていました。
水面に映える対岸の桜です。